「不具合分析ソリューション」を構成する
各種サービス
事前診断サービス
データとアナリティクスが競合他社との差別化の要因となっています。またアナリティクスからもたらされた洞察をいかにスピーディーにビジネスに適用し、成果を生み出すかが、成功のキーとなります。
一方で、PoC(事前検証)を始めると、ビジネス目標(課題)の解決ではなく、技術検証に留まってしまうケースや、そもそも分析に必要なデータがそろっておらず、本格導入はデータがそろってから再検討するといったケースが散見されます。
上記のようなケースに陥らないため、本サービスではIBM Watson ExplorerをテキストマイニングのPoCなどでご利用いただく前に、
- テキストマイニングから得られた知見がお客様のビジネス目標(課題)にどう貢献するのか
- 課題が解決された場合の想定効果
- 実際のデータを拝見して知見が得られそうか
- PoCに進むべきかどうか
こうした点を見極めて、効果的な取り組みを進められるようにします。
ご提供する成果物のイメージ
PoC支援サービス
WEXのテキストマイニング機能(Analytical Component)を実際にお客様の環境に導入いただき、お客様が実データを用いてPoCを行っていただくための支援サービスです。
支援項目 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
WEX構築 | WEXインストール | 導入環境に関する打合せ お客様環境でWEX ACのインストール |
分析支援 | 分析対象確認 | 対象データの内容/形式の確認 |
データインポート準備 | データクレンジングツール作成、クレンジング実施 | |
コレクション作成 | 分析コレクション作成/設定 | |
データインポート | フィールド定義、データのインポート、インポート後の確認/修正 | |
ファセット/辞書等作成支援 | ファセット/辞書/パターン作成方針の検討/作成 | |
分析内容検討/試行 | 分析内容の検討、簡易分析実施 | |
ハンズオン | 基本操作ハンズオン (対象人数3~5名) |
サンプルデータをもとに基本的操作を説明 インポートした実データで分析画面を操作 |
ライセンス | 2ヵ月分のライセンス費用 | IBM Watson Explorer ライセンス(4コア) |
- お客様環境にてハードウェアリソースの確保が難しい場合には、別途ご相談の上お見積りといたします。
- OS導入/設定からご希望の際は、別途お見積りといたします。
- 支援期間は最大2ヵ月間とし、稼働時間は15日間(120時間)を上限とします。
- 初回の契約に限り1ヵ月分の検証用ライセンスが利用可能です。
分析のイメージ
CSVなどの構造化データを取り込む場合には、各列の項目を分析の切り口(ファセット)として使用することが可能です。
例:型番、顧客ID、地域、試用期間、装置名 など
- 1 Watson ExplorerはSaaS製品ではございません。サーバへの導入が必要となります(仮想環境可)。
- 2 製造業のお客様向けには弊社が作成している辞書を適用いたします。
不具合診断サービス
製造業の不具合分析に特化し、さまざまなデータソースに散在しているテキスト情報を収集して分類、分析を行います。品質に関わる問題を素早く捉え、業務の高度化に寄与します。
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主な課題
- 過去の不具合事例の調査に多大な時間を要している
- 設計、開発部門への不具合問い合わせ件数が多く、対応に時間がかかる
- 若手技術者への情報や経験の継承ができていない
- リコールに発展するような不具合を早期に検知したい
- サイロ化され、分散されている不具合関連情報から素早く問題の傾向を把握し、プロアクティブな対応をしたい
- 不具合情報を分析し、今後の品質改善、設計に役立てたい
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主な効果
- 過去の不具合事例調査時間を短縮
- 不具合の早期検知が可能
- 若手技術者への情報や経験の継承を促進
- 複数のデータソースから素早く 不具合の傾向を把握でき、プロアクティブな対応を支援
- 不具合分析により、品質改善、設計開発に役立つ情報提供が可能
データ利活用診断サービス
この診断では、お客様のデータ利活用環境の課題やビジネス目標を把握、明確化して、ビジネスとITそれぞれの視点で大枠を整理し、課題解決に向けたITソリューション、ロードマップなどを策定します。
主な特長、メリット
- 短期間で実施することで、優先順位をつけ、特定のビジネス目標達成に向けたIT施策にフォーカスします。
- 今後のアナリティクスシステムの構築プロセスの雛形になり、後続フェーズをよりスピーディーに進めることができます。
- また、あらかじめステークホルダーを巻き込むことでスピーディーなシステム構築が可能となり、使われないシステムになってしまうリスクを極小化します。